あ~イク恋愛生欲情の扉

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宝乃ありな の写メ日記PHOTO DIARY 宝乃ありなのプライベートを覗き見! 随時更新中!

2024年 4月 の写メ日記一覧
宝乃ありな

宝乃ありな(26歳)

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とける おじかん です

とける おじかん です

私は、シンママになっている。
といっても、
離婚ではなくて、
死別である。
旦那が死んだあと、
私は、とても病んだ。
二卵性の双子の娘と息子がいる。
まさか
ひとりで育てることになるなんて想像もしていなかったから、とても不安だった。
正直、逃げたい日もあった。
正直、正直、正直、
頭に、ふと、
もしも、この子たちがいなければ、
と、よぎることはあった。
だけど、
それは心の中に留めておいた。
だって、
子供はとても優しい子に育ち、
私よりもしっかりしていると思う瞬間があるぐらいである。
だから、意外に、なんとかなったし、
そこまで大変ではなかった。
ぜってー育児放棄する自信あると思ってた。
その通り、私は、実際に、育児放棄をしてしまうことがあった。
だけど
ある日
子供が、
私の頭を「ママはえらいね」と言いながら撫でてくれた時に、
しっかりしなくちゃと思って、
そこからは、気を持ち直して、ちゃんと母親の務めをしている。
 
場面は切り替わり、
双子の娘と息子が、中学生になった。
息子が、べたべたと甘えてくる。
「あーらー、もう中学生でしょー」
「ママは、いつも元気で、可愛いね」
「なに、いきなり(笑)」
「明るくて、いいね」
「そりゃー、毎日楽しいからね。
それに、暗くてどんよりしてイライラしてる人より、明るいほうが楽しいからね」
「ママ、彼氏いないの?」
「いたら、きもいでしょ、このおばさんが(笑)」
「つくらないの?」
「いらないいらない、一生作らない。
死んだパパのことが、いちばん好きだから」
そう言うと、
息子は
嬉しそうな顔をした。
だけど
息子は
私の嘘を見抜いている。
私に彼氏がいることを知っている。
私は、
息子が見抜いていることを、見抜いている。
お互い、必要な嘘をつき続けるのである。
中学生は子供だけど、子供ではない。
場面は切り替わり、
私は、彼氏とデートをしている。
彼氏が
「これ、買ってあげるよ。
子供にあげなよ」
と言ってくることがある。
「いい、いい!
気持ちだけ受け取っておく」
と断っても、嫌がっても、
いいから、いいから、と、買ってくれる。
だから、私は、それを子供たちに渡す。
そうゆうときに
子供は察しているのである。
場面は切り替わり、
子供たちが高校を卒業した。
「ママ、彼氏と結婚しないの?」
と直球で聞かれた。
私は、仏壇の前に座り、
死んだ旦那の写真を眺める。
そして
「別れよう。
ごめんね、同じお墓には入れない」
と、呟く。
そして、涙を流す。
愛してる。
愛してた。
ほんとの意味で、さよなら。
そして、
私と彼氏は、籍をいれた。
の 今日の夢シリーズ

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