あ~イク恋愛生欲情の扉

あ~イク恋愛生欲情の扉

札幌市中央区南5条西5丁目 第2東亜すすきのビル8F | 営業時間:8:30〜23:59

お電話で「スポット見た!」とお伝えください!!

011-563-6919

宝乃ありな の写メ日記PHOTO DIARY 宝乃ありなのプライベートを覗き見! 随時更新中!

2020年 3月 の写メ日記一覧
宝乃ありな

宝乃ありな(26歳)

T160.B90(G).W58.H87

  • 出勤
    出勤

    しました~。
    ねちねち、くちゅくちゅ、よごしあいましょう

  • ハッキリと決まっている。
    ハッキリと決まっている。

    今日も1日ありがとうございました!
    お殿様とねー、
    「人を好きになる絶対条件」について話していたんだ~。
    顔?
    優しさ?
    金?
    えろさ?(笑)
    いろいろ考えてみたけど、
    ぜーったい大切なのは「私のことを、めちゃくちゃ好きな人」ですかね。
    じゃないと私も、感情が入らないんですよ。
    寛大な人がいいなー。
    それも見せかけの寛大じゃなくて、本当に懐が深い人ね。
    もちろん人によって態度変える人よりは、基本的に誰にたいしてもポーカーフェイスな人が好きですけど、
    私にたいしては、アメリカ人のような愛を注いでほしいw
    てか台湾人がいいなー(笑)
    台湾といえば私の大好きなタピオカだし(笑)
    男性は情熱的で一途らしいですよ。
    韓国の男性の優しさは最初だけでDV率高いらしいので、やだ!
    おやすみなさい
    イケメン台湾人が道端に倒れていて介抱したことがキッカケで恋が始まり、なんとその男は金持ちだったというロマンチック夢が見れますように

  • なんだろう?!
    なんだろう?!

    待機なう
    めっちゃ喉かわいて、ずっと飲み物飲んでる!!
    しかも飲んだら飲んだぶんだけ、いや飲んだ以上に、おしっこ出るから怖い
    糖尿病?w
    さっき、ついたお殿様にイカされたあとも、めっちゃ喉かわいてさ。
    あり「(ごっごっごっと音を立ててイッキ飲み)」
    との「( ゜_゜)」
    あり「それ飲まないなら、飲んでいい?(←卑しいw)」
    との「あっ、うん( ゜゜)」
    あり「(ごっごっごっとイッキ飲み)」
    卑しいとは思いつつ、
    お殿様に出したぶんのお茶まで飲んでしまいました(・・;)(笑)(笑)(笑)
    喉がカラカラで死にそうだ~。
    なんだろ?!
    イカされたから喉かわいたのもあるけど、
    普通にしていても常に喉がかわいている!
    こわい!
    ではでは、あとすこし待機しています。

  • 気を付けましょう。
    気を付けましょう。

    わたし、すきなものに、無意識に身を乗り出す癖(うまく説明できないけど)があるんですよね。
    【あー近い近い。近いって思われているかも】
    って心の中で反省して、自己嫌悪にひたり、冷静になるの(笑)
    鼻息荒くなっているかもしれないしw
    気を付けよう。
    こう、なんてゆーか極端なんですよね。
    好きじゃなければ、もちろん一定の距離を保てるけど、
    好きだと、唇と唇ぶつかりそうな勢いで、ぐいぐいぐいーーーーってなって、
    (それはさすがに、大げさな例え話ですけど)(笑)(笑)
    まあ嫌われるパターンも、若かりし頃にありましたから。
    わたし友達は少ないですけど
    (いるといえばいるけど、しんゆうもいるけど、やっぱり類はなんちゃらで、みんな距離が近いw)
    色んな人と当たり障りなく仲良くなれるようになったのは、
    一呼吸おけるようになったからですね。
    好きなものには、
    怖がられないレベルで、そっと近寄ろうと思いました。
    自分で言うのもあれですけど記憶力はとてもいいです。
    好きじゃない人が話した内容もわりと覚えているけど、
    好きな人が話したことは、もっと細かく覚えている人間です。
    こまけ~。

  • ぶひーんって、あえいだ
    ぶひーんって、あえいだ

    こんにちは、ドロドロ専門の、ヤンデレ界のアイドルありこです
    みなさん、今日も、ゆがんでいますか
    わたし最近、ゆがみ足りないので、ドロドロと愛し合ってくれるセクシーなお殿様おまちしています!
    昨日ほんしのお殿様が来てくれたので、
    ぶひーーーーんってメスブタのように、やらしい声を出しましたけどね
    クリもアナ、ルも、たくさん、なめてくれたから
    私が喜んでいるのを見て、ずっと、ちんちん固くて嬉しかったな
    18時から、ヤンデレ坊や、ヤンデレお殿様おまちしてま~す
    月曜だから、あんまり期待していないけれど
    だれか、かまってちょーだい
    かまちょ

  • 昼ドラ の おじかん です
    昼ドラ の おじかん です

    ヒメコは48歳。
    ヒメコは既婚なのに、
    怖いくらいに、
    他の「男」のことを愛してしまった。
    こんな気持ちは初めてである。
    気が付くと、
    ヒメコは、その男に愛されたあとなのだ。
    今日で最後今日で最後。
    そう思いながらヒメコは、
    またもや無我夢中で彼を求めてしまい、少し恥じ入って頬を赤らめる。
    どうしようもないのだ。
    あの人がちらりとヒメコを見て、
    ヒメコにのしかかる瞬間に、
    ヒメコは、もう身体が熱くなっている。
    のしかかるのは体だけじゃない。
    彼の体は細くて華奢な風情をそよがせていて、
    ヒメコの体にのしかかる程、図々しくはない。
    だって彼は、まだ中学一年生である。
    そしてヒメコと血が繋がっている。
    ヒメコは記憶を辿る。
    すると、
    うっとりと滴を垂らした思い出がヒメコの内側から外に流れ出し、あまりの恍惚にヒメコの瞼を閉じさせる。
    どうして、こんなことになったんだろう。
    彼は反抗期に
    ヒメコの料理を化粧臭い女臭いこんなもん食えるか
    と、いちゃもんをつけた。
    だったら食うなと言ったヒメコに、
    彼は「ぶっ、こ、ろす」と言い出した。
    そして彼は
    「親に向かって、なんてこと……」
    と怒るヒメコのことをぶっ、殺、すかわりに犯、した。
    確かに、ある意味、ぶっ、殺、された。
    そこからが始まりであった。
    ヒメコが彼との情事の素晴らしさを知るのは、いつも終わったあとでの記憶の中でである。
    彼と体を合わせている最中夢中で、何も目に入らない。
    彼の何が私にのしかかっているのか。
    そんなの血の繋がりに決まっている。
    だけど考えると死にたくなるので考えないようにしている。
    そしてヒメコの体には彼の声がのしかかる。
    彼はとても素敵な声をしている。
    旦那が眠りについた頃、
    彼はヒメコの部屋の扉を開けて、
    ひっそりとヒメコの名前を呼ぶ。
    彼がそうやって自分の名前を呼ぶたびに、金縛りにあったかのように身動きが取れなくなり身体が熱くなる。
    そして彼は言うのだ。
    ああ、会いたかった
    って。
    毎日、顔を合わせてる人間に向かって、そう言うのである。
    そのときヒメコは彼のことを男だと思うし他人に見える。
    だけど彼がふと発した言葉で現実に戻る。
    「まま」
    その言葉、いや、その声だ。
    その声が、のしかかるのだ。
    柔らかく崩れ落ちるような声。
    そんな声を他の人々は、聞いたことがあるだろうか。
    しっとりと私の体にまとわりつく暖かい声。
    その声に包まれて、身動きが出来なくなるのだ。
    彼はすごく色々な声をしている。
    相手によってその場所によって声を使い分けている。
    そして、彼のどの声も子宮に響く。
    彼は私の子宮から生まれてきて、毎晩、私の子宮の中に戻りたがる。
    ふんわりと声の膜に広がる毛細血管に血を通わせ、言葉で私を抱き、唇で私をいかせ、溜息で後始末をつける。
    彼が自室に戻ったあとヒメコはぼんやりと横たわり、
    溜め息をつき自堕落な時間に身を任せる。
    そして考える。
    あの化け物を自分ひとりのものにしてしまいたいなあって。
    結婚なんてしないで。
    彼女なんて作らないで。
    ずっと、私のそばにいて。
    自分の体についてる赤いキスマークを見つけるたびに、
    あっ、彼の声が出血した。
    と思う。
    彼の声が、やぶけて血を流したのかなと思って驚く。
    場面は切り替わり、
    その日、
    騎乗位で合体してると、
    ヒメコは、ついに真っ赤に染まった。
    その瞬間、彼はヒメコの下で、すごい声を上げた。
    旦那がヒメコの背中を刺したのである。
    「……え?なにこれ?血?」
    「まま!まま!
    血でてる!」
    「えっ、これ、あんたの声が出血したの?」
    「なに言ってるの!
    いま、救急車よぶからね」
    彼はもう男の顔ではなくて息子の顔に戻っている。
    「まま、まま」
    そう言いながら、母親から流れ落ちる血を止めようとしている。
    旦那はそんな息子に掴みかかり息子のことを、めった刺しにしている。
    ヒメコは意識朦朧としながらそれを眺める。
    息子の血が床に飛び散る。
    ヒメコの体からも
    血がとめどなく流れ落ちる。
    床の上で、
    禁忌をおかした息子の血と母親の血が混ざりあう。
    それを見た瞬間、ヒメコは、とても怖くなり、とても気持ち悪くなり、
    いや、いや、いやーーーーーー
    と叫んでいた。
    の いつかの夢シリーズ4

  • ゆがむ おじかん です
    ゆがむ おじかん です

    ハマコは愛人のマサオと暮らし始めた。
    だけど、
    ハマコの旦那も愛人を作って帰らなくなっていたので、お互い様だった。
    だけど、
    どうせなら恋に落ちたために幸福で何の不自由もない結婚生活を捨てた女というイメージのほうが、遥かに劇的で燃え上がりマサオを喜ばせると思った。
    だからハマコはとっくに夫婦生活は破綻していたくせに、
    「なんの問題もない旦那を捨てて、あなたを選んだ」
    みたいな嘘をついた。
    案の定、うんと若いマサオはハマコをきつく抱き締めて感極まって泣いた。
    「世界中の誰を敵に回しても、ぼくが、あなたを守ってみせる」
    ドラマや漫画で出てきそうなこの台詞を実際に自分の耳で聞いた時、彼女は陳腐の中に真実は宿るのだと感動した。
    時代が移り変わっても真実は残る。
    ハマコは39歳。
    マサオは、まだ大学生になりたて。
    マサオは、この若さで、世にも陳腐で感動的なロマンスの主人公となったのだ。
    僕たちの新しい生活のために大学をやめる、猛反対する親とも縁を切ってきた。
    とマサオが告げた時、ハマコは胸を詰まらせた。
    そして私も働くと言った。
    するとマサオは水商売だけはやめてくれ、と言う。
    酔っぱらいの目にハマちゃんをさらすなんて出来るもんか。
    耐え難い。
    世の中の男たちが、みんなハマちゃんのことをいやらしい目で見ている。
    耐えられないよ。
    閉じ込めておきたい。
    ぼくのハマちゃん。ぼくのハマちゃん。
    そう言いながらマサオは、また感極まって泣き出した。
    ハマコもわあわあと泣きながら
    わたしのマサくん、わたしのマサくん、心配しないで。
    わたしダスキンのお掃除サービスとかに申し込んでみるっ。と提案してマサオを安心させた。
    そして
    ふたりで感極まって抱き合い、いつまでもわあわあと泣いていた。
    彼は何度も、ごめんなと呟く。
    「なに不自由ない暮らしをしていたのに、ぼくのせいで苦労をかけて。
    このすべすべのハマコの手が掃除で荒れてしまうなんて、想像しただけで胸が張り裂けそうだ。
    ぜんぶ僕のせい。
    それでも、ぼくは、この手を離したくない!!」
    それを聞いてハマコは首を傾げる。
    いや、お掃除サービスの人たちは確かゴム手袋をしているんじゃないっけな。
    いずれにせよ掃除が苦手なハマコは、そんな仕事に就けるわけもなく、
    働いてるふりをしてごまかしてパチ、ンコで時間を潰していた。
    だからお掃除サービスの人がゴム手袋をはめてるか、はめてないかなんて、知ったこっちゃないし、これからも確かめようがない。
    マサオを感動させたいという思いから、慣れない労働をしているふりを続けた。
    ハマコはマサオに自分のことをかけがえのない人と感じてほしかった。
    運命の人と出会えたという幸福を彼に十二分に与えたかったのである。
    それに心を砕くことがハマコの生き甲斐である。
    マサオはそこらの今時の若者とは全然違う、と思いたい。
    ジャンクフードみたいなガキ共の中で、彼だけが純粋な綿菓子のようだ。
    湿り気を与えると、たちまち甘く溶ける。
    場面は切り替わり、
    ハマコは旦那と離婚をした。
    心置きなくマサオと甘い生活を送っていた。
    そんなある日マサオの母親と父親が訪ねてきた。
    とても嫌そうな顔で、
    まじまじとハマコの全身を眺める。
    そして遠慮がちに、こう言う。
    「失礼なことを言いますけど、
    いまは、まだ綺麗だからよくても、あなたが、もっと歳を取ったときに、うちの息子は、まだまだ若い。
    そのときにうちの息子が責任を取れるとは思いません」
    まあ、その通りだろう。
    普通の親の反応だろう。
    まだ学生の息子が、
    10以上年上の女を連れてきて(しかも、いくら夫婦関係が破綻してるとはいえ、いちおう不、倫から始まった)
    結婚するとか眠たいことを言い出したら、
    やっぱり普通の親なら、ひっくり返りそうになるだろう。
    どんなに大人ぶってみても、
    マサオは親から見ても世間から見ても子供なのだ。
    ハマコもマサオも無言でうつむいて座っている。
    マサオは無言で立ち上がりお湯を沸かし始めた。
    そして箱からポットを取り出そうとして、とつぜん笑い出してハマコに話しかけた。
    「この箱にある説明書き、すげえ、おかしい。
    『ガラスは割れるものです。お取り扱いには十分にお気をつけください』
    だって。
    当たり前じゃんなー、ガラスが割れんのは」
    「アハハッ、ほんとねー、余計なお世話よねー」
    「陳腐なことをさー、いちいちさー」
    「でも真実だから、頷いちゃうよねー」
    そう言いながら、ふたりはいつまでも笑っていた。
    真面目な話をしてるのに、
    それを無視して、
    イチャイチャして、すっかり自分たちの世界に入っているふたりを見ていたマサオの母親は、とてつもない怒りに襲われたらしく、
    すくっと立ち上がる。
    そしていつまでも呑気にゲラゲラと笑いあっているマサオとハマコに近寄り、
    マサオの手からポットを取り上げた。
    そして、
    きょとんとしているふたりの前で、
    ポットを思いっきり床に投げつけた。
    もちろん、割れた。
    の いつかの夢シリーズ3

  • ゆがむ おじかん です
    ゆがむ おじかん です

    ハマオがマサオのことを思い出したのは、新聞に目を通した瞬間である。
    連続放火犯逮捕の記事を何気なく読んでいたハマオの目に犯人の氏名が飛び込んできた。
    そこにマサオの名前があった。
    妻のミヨコが話しかけてくる。
    「なに?面白いこと書いてる?」
    そう言いながらコーヒーをマグカップに注いでくれた。
    「放火の犯人が捕まったんだけど」
    「ああ、連続放火事件ね。
    でも、それって、そんなに驚くこと?」
    「犯人、俺の大学時代の同級生なんだよ」
    「へ~。
    でも同姓同名ってことはない?
    顔写真みた?」
    「うん。
    写真見ても、間違いなく、あいつ。
    あんまり変わってねぇな。
    久しぶりに、顔みたわ」
    「あなたにとっては事件の犯人じゃないのね。
    まるで同窓会の出席者にしんゆうの名前でも見つけたような口ぶりだわ」
     
    「いや、驚いてるよ」
    「どんな人だったの?」
    「女好きのするやつだったよ。背が高くて美形だったからモテてたよ。
    冷たい感じがしたし」
    ミヨコが吹き出した。
    「なにそれ。
    冷たいと、もてるの?
    じゃ、あなたはもてなかったでしょ」
    ハマオも笑いながら頷いた。
    「おれみたいに当たり障りのないのって、若い頃はもてないんだよな。
    女って裏表あるやつ好きじゃない?
    クールな男が自分の前では全然違う、みたいな感じにくらっとくるんだろ?」
    「あなたは、それ知ってて、どうして、もてるようにならなかったの?」
    「もてないまま、ミヨコに出会いたかったからだよ」
    「はいはい」
    スーツ姿のままミヨコと、じゃれあう。
    こんなところを職場の人に見られたくないなとハマオは思う。
    想像すると恥ずかしくていたたまれなくなる。
    しかし幸せは元々、恥ずかしいものなのかもしれない。
    秘密に似ている。
    そう感じながらハマオはミヨコに口づけをする。
    「あー、チューされたー」
    「秘密だよ」
    「誰に、今朝、旦那にチューされたって打ち明ければいいのよ」
    ハハハッと明るい笑い声が響く。
    打ち明ける価値などないものがハマオは好きだ。
    場面は切り替わり、
    ハマオはその夜、
    寝る前にマサオのことを思い出した。
    大学の時、
    マサオが彼女を紹介してくれたことがあった。
    彼女のケイコはお世辞にも美しいとは言えなかった。
    人それぞれ好みはあるだろう。
    だけど100人いれば95人がブスと思うレベルである。
    ある日ハマオがマサオの家に遊びに行くと、
    マサオがハマオに言った。
    「俺の彼女、ブサイクだろ」
    ハマオは、どう答えていいのかわからずタバコに火をつけた。
    「まあ、男受けする顔ではないな」
    「ブスだと思ってるなら、そう言えよ。
    すげえブスだろ」
    「ひでえな。
    自分の彼女のこと、そんなふうに言うなよ」
    「本当のこと言っただけだよ。
    俺と出会うまで処女だったんだぜ」
    笑いながら彼女の悪口を言うマサオを見ながら、ハマオは悲しい気持ちになった。
    「でも、うまいよ、これ」
    と言いながら、
    おそらく彼女が作ったであろう肉じゃがを食べた。
    「そうなんだよ。
    うまいんだよなあ、あいつの料理」
    なんだかんだ言っても、
    マサオは彼女のことが好きなのだと、そのとき思った。
    そしてマサオは、こう続けた。
    「おれ、おふくろの味ってないんだよ、おふくろいないからさ」
    「へー。りこんしたの?」
    「おれが小学生の時に死んだんだ。
    うちが火事になって焼け死んだ」
    「うーわ、重たい話し聞いちゃった、どうしよう」
    「そのとき、俺の兄貴も死んだ」
    「ふーん」
    「そのリアクションいいね。
    それくらいのリアクションだからこそ、お前に話したいと思ったんだ」
    「だって、べつに同情されたくて話してるわけじゃないだろ?」
     
    「もちろん。
    だけど聞いてほしいだけ」
    「聞くよ」
    「俺な、母ちゃんと、ヤッてたんだよ」
    「はい?」
    「小さい頃から、母ちゃんのま、んこ、舐めさせられたりさ。
    言うこと聞かないと、掃除機でなん十回も叩かれたりさ」
    「わー、重たい、どうしよう、笑えない」
    「男と女は、どちらかが飼い主で、どちらかが飼い犬だってことに決まってんだと思った。
    おれは、彼女との関係では、飼い主なんだよ。
    おれは、これからの人生、永遠に飼い主でいることに決めてる。
    あいつさあ、俺に、いつもシッポふってる。
    それが見えるんだ。
    せ、っくすしてるときなんて特にそう。
    かわいいよ。
    ブスだけど可愛いよ。
    おれの注意を引こうと、いつも必死でさ。
    すげえ惨めで、すげえブスで、すげえいとおしいよ」
    ハマオにはマサオの感覚が、まったく理解できなかった。
    母親に傷つけられた過去があっても、
    それは彼女には関係ない。
    あんなに性格のいい彼女をいじめて、
    なんて悪い男なんだと思った。
    だけどきっと、
    マサオとケイコは他人にはうかがい知れない幸せを密造している。
    と納得した。
    そして聞いてみる。
    「ところで、
    死んだおふくろさん綺麗な人だったの?」
    その質問にマサオは微笑したまま、しばらくの間、黙っていた。
    まずい質問をしてしまったかと後悔していると、
    マサオは今まで見たこともないような、うっとりした顔で、
    「うん。あんなに美しい人は、よそにいないよ。
    だから掃除機で叩かれようが、水に沈められようが、俺は幸せだったよ。
    俺の飼い主になれるのは、あの人だけ」
    と言った。
    「こんなこと聞いて思い出させたら悪いけど、出火原因って、なんだったの?」
    そう聞くと、
    マサオはくすくすと笑いながら、こう言った。
    「さあ、飼い犬に手を噛まれたんじゃないのか?」
    それを聞いてハマオは背筋がぞっとした。
    それ以来マサオと距離を置いていた。
    そのあとケイコが焼身自、殺をした話を噂で聞いた。
    別れ話を持ち出したマサオにケイコは、すがりついた。
    すがりついてくるケイコのことをマサオは無惨にもボコボコにした。
    「いや、別れたくない」
    気が狂ったケイコはマサオの目の前で焼身自、殺をした。
    冷酷なマサオも、さすがに焦ったらしく止めようとしたけど、ヤケドしそうになり止められなかった。
    そのあとマサオは精神的に病んだという話も知っている。
    そして、今回の連続放火のニュースだ。
    マサオはケイコのことを愛していただろう。
    それは間違いない。
    母親と同じくらい、いや、もしかしたら、母親よりも強く強く愛していたのかもしれない。
    人は誰かを本気で愛した時に失いたくないのに失いたくないからこそ、わけのわからないことをしてしまうことがある。
    きっと失いたくないからこそ、
    破壊したくなることがあるのである。
    の いつかの夢シリーズ2
     

  • ゆがんで あえぐ おじかん です
    ゆがんで あえぐ おじかん です

    リサコは子供の頃から不思議な夢を見る。
    他になんといえばいいのかわからず、「夢」という言葉を使っているが、リサコにとっては「もうひとつの人生」だ。
    もうひとつの人生では暗い川べりを男と歩いてることが多い。
    空には星が輝いている。
    「さむくはないかい」
    と恋人が言う。
    黙って首を縦にふりながら、恋人の袖をそっと握る。
    ともに歩く恋人の名前は「小平」というのだと誰に教えられることもなく、なぜかちゃんと知っている。
    リサコは子供の頃、
    ひとはみな夜には別々の人生を生きるのだと思っていた。
    眠りの世界で昼間とは違う名前と顔と生活を持っているのだと、それが当たり前なのだと、ずっと思っていた。
    だけどどうやらそうではないらしいと、やっと気付いたのは小学校三年生の時だった。
    朝ごはんを食べながら、いつものように母に「小平との暮らし」について喋っていたら、
    「もう、また、その話?
    変な子ね。
    ただの夢でしょ」
    と母が顔をしかめて言った。
    そのときに母も父も友達も先生も、もうひとつの人生は生きていないのだと初めて知った。
    リサコは困惑した。
    だからリサコは他人に、その話をするのをやめた。
    リサコは あれを夢だとは、どうしても思えない。
    だって昼間の生活と同じくらい生々しい質感を宿している。
    それを夢と言われても困るのである。
    毎晩必ず小平との生活が待っている。
    夜の世界は江戸時代である。
    掘っ立て小屋みたいな長屋の一室で、小平と一緒に薄っぺらい布団をかぶって眠る。
    私たちは貧乏生活を送っている。
    支払いが滞って米を売ってもらえないときは、料理屋の裏手から残飯を拾ってくる。
    そして小平と寄り添いあいながら、仲良く腐りかけの残飯を食べる。
    小平がどんな顔をしているのか、いつもよく見ることが出来ない。
    見るんだけど昼間の生活に戻ると、小平の顔が思い出せなくなる。
    日差しが強くてまぶしかったり、
    暗い川べりを二人で黙々と歩いていたりするからである。
    小平はリサコのことを「お花」と呼ぶ。
    呼ばれるたびにお花の胸には喜びがあふれる。
    この男が好きで好きでたまらないと感じる。
    リサコは小学校で性教育の授業を受ける前から、せ、っくすという行為を知っていた。
    もうひとつの人生で、よく小平とお花が、していたからだ。
    だから授業で習った時、
    「ああ、あれは、せ、っくすというのか」
    と納得した。
    お花と小平は死ぬために死ぬ場所を探して暗い川べりを歩いている。
    でも死にたくないとも思っている。
    出来るなら二人で生きていきたいと思っている。
    いったい、この二人には何があったのだろう。
    リサコは中学生になり「前世」という言葉を知った。
    そのときリサコが毎晩見ている、もうひとつの人生は前世なのだと納得した。
     
    「なあ、お花、疲れたな」
    小平が、そう言いお花は頷く。
    そしてまた暗い川べりを歩く。
    「お花、覚悟は出来ているか?」
    「ええ、あんたとなら、どこだって行くわ」
    お花は川を背にして、草の上に正座をする。
    「本当に、あんたも、すぐに来てくれる?」
    「こうして一緒に死のうというときにも、まだ俺の心が信じられないのか。
    遅れはとらん。
    すぐに行く」
    お花は覚悟を決めて目を閉じ手を合わせる。
    そんなお花の首に、小平が紐を巻き付け思いっきり締め上げる。
     
    だめ!
    ふたりとも、死なないで!
    リサコは叫ぼうとするけど声にならない。
    そしてその日以来、
    夜のもうひとつの人生を見ることはなくなり、
    リサコはリサコとして生きるようになった。
    そうして小平のことも お花のことも忘れかけていた頃、
    社会人になったリサコは、
    こっちの世界で小平に会ってしまった。
    ついに出会ってしまった。
    それは職場の課長である。
    声も顔も小平である。
    今まで、うっすら、ぼんやりしていた小平の顔が、
    課長の顔を見た瞬間に見事に一致していた。
    やっと出会えた。
    だけど課長は結婚していて、もう中学生になる息子と小学四年生になる娘がいると聞いたことがある。
    どう動けばいいのかわからないリサコのことを、課長が口説き始めた。
    これは運命に違いない。
    こうして、ふたりの不、倫が始まった。
     
    「妻に別れ話はしている」
    「妻がごねてるだけで、
    ちゃんと離婚するつもりだよ」
    「娘はまだ中学生だから。
    仕方ないんだ、さみしい思いはさせたくない」
    と、課長は、ありきたりな台詞をはく。
    こんなありきたりな言葉を誰が信じるであろう。
    リサコだって、そう思っていた。
    そんなことを信じる女がばかなだけで、
    私に限って、そんなばかなことはしないと思っていた。
    でもリサコは課長のことを信じている。
    だって課長は小平の生まれ変わりなんだから。
    クリスマスも正月も、課長は妻子と過ごす。
    課長の娘のためにプレゼント選びを手伝い、家へ帰っていく課長のことを笑って見送る。
    さみしい。
    だけど我慢できる。
    場面は切り替わり、
    課長とリサコの二人きりの生活が始まった。
     
    奥さんへの慰謝料の支払いでお金がないらしい課長のために、
    リサコはスーパーのレジ打ちをしたり、色んな仕事を掛け持ちする。
    「ねぇ、結婚しようよ」
    「そのうちな、そのうち」
    「そのうちって?
    わたし、もう36歳だよ!
    子供ほしいよ。
    どんだけ待ったと思ってんの?
    もう、こんな年齢で、子供うめるかも、わかんない!」
    「リサコ、怒らないで聞いてくれ」
    と、さえぎった課長の表情を見て、リサコも顔の筋肉を強張らせる。
    「言いそびれてたけど、俺まだ、奥さんと離婚してないんだよ」
    意味がわからない。
    「どういうこと?」
    声がかすれる。
    「じゃあなんで貯金がないわけ?
    奥さんへの慰謝料じゃなかったの?
    いつ別れるの、いつ私あなたと結婚できるの、会社だってやめたんだよ、あなたが俺と暮らそうっていうから、ここまで来たのに」 
     
    溜め込んだ鬱屈がほとばしりリサコは泣き叫んで近くにあるものを手当たり次第に投げる。
    湯飲みもクッションも小さなローテーブルも写真たても。
    だけど以前、
    課長が旅行のお土産でくれた貝の小瓶だけは、少し手加減して壁ではなくてカーペットに投げつけた。
    「ちょっとこじれてるだけで、本当に、もうすぐ離婚が成立するから」
    なだめられ感情を爆発させたおかげで、すっきりしたので、それならまあいいかとリサコは課長と仲良く眠る。
    リサコは課長としょっちゅうケンカをするようになった。
    そのたびに、
    もうすこし、もうすこしだから、と上手く言いくるめられ冷静を取り戻す。
    けれどだんだん情緒不安定になりはじめたリサコは感情の振幅が大きく、間隔は狭くなり、自分でもおかしいと思うほどキレやすくなった。
    はじめは反論しなかった課長も、このごろでは怒鳴り返してくる。
    手が出ることもある。
    リサコは殴られて壁までふっ飛ぶ。
    もう、なん十回目かわからないケンカをして、リサコは顔の形が変わるほど殴られて、わあわあと泣き叫ぶ。
    子供のように床になき伏す。
    しまいには呼吸が苦しくなり、ひきつけを起こしたみたいに体が痙攣した。
    課長が抱え起こしてくれる。
    リサコは課長に刃物を向けるようになったし自傷行為もするようになった。
    リサコもボロボロだけど、
    課長も、どんどん、やつれていく。
    「ねぇ死んじゃおうよ。
    私たち江戸時代から恋人同士だったんだよ。
    知ってた?
    来世でも絶対にまた会える」
     
    「おいおい、大丈夫か」
    場面は切り替わり、
     
    その日もリサコは課長にボコボコにされた。
    傷だらけのリサコが布団の中でくるまっていると、
    課長が
    「疲れたな」
    と呟きながらリサコの布団の中に入ってきた。
    そして課長は
    「もう、やめちゃいたいよな、ほんとに、つかれた」
    と、ブツブツとつぶやきながら
    リサコの下半身だけ脱がせリサコにまたがり、腰を動かす。
    リサコも動きに合わせる。
    動きが激しくなる。
    課長の手が強い力でリサコの鎖骨あたりを抑え、そのまま首筋をゆっくりなぞりあげる。
    のしかかる男の影は夜に似た黒さでリサコの視界を覆い尽くす。
    そして課長の唇がリサコの唇を塞いだその時、
    リサコは枕元に隠していた折り畳みナイフで、課長のことを刺した。
    の いつかの夢シリーズ

  • 昨日、
    昨日、

    ほんしのお殿様ありがとうございました!
    助かった~
    今日も遅番お願いします!

スポットナビ
スポットナビ