あ~イク恋愛生欲情の扉
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宝乃ありな の写メ日記PHOTO DIARY 宝乃ありなのプライベートを覗き見! 随時更新中!
2022年 12月 の写メ日記一覧
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せつなく とける おじかん です私は、たぶん、42歳くらいになっている。やきとり屋さんを経営しているバツ5ぐらいの旦那がいる。「あー、ほら脱いだら、脱ぎっぱなしなんだから」ピンク色のエプロンをつけた旦那が、ちょっとイラッとした表情で、そう言いながら、私の靴下を拾った。「洗濯機にいれるだけでしょ、どうして、それができないの」「いま、しようと思っていたのに、いちいち、うるさいよ」「あーほら、また、そんなに、鼻ほじったら鼻血でるよ、やめなさい」「え~」旦那は、よく私の足の匂いを嗅いでくる。「バラの香りがするでしょう?」と聞いてみたら「納豆だね!」と失礼なことを言う。旦那は私の足の匂いを嗅いでいるときが、いちばん幸せそうである。その日も、うつぶせでスマホをいじっている私の足の匂いを旦那が嗅いでいた。いつものことなので、特に気にせずにいたけど、だんだんと上にのぼってきて、おけつに顔を埋めてきた。お風呂に入っていなかった私は、「やめてよ、割れるでしょう!」と意味不明なことを言いながら、起き上がった。自分で言った言葉なのに、意味不明だと思いながら、錯乱して、ポーカーフェイスを装った。「おけつも割れるし、鼻も割れるよ」そう結論づけて、私と旦那は一緒にお風呂に入った。腕を虫に刺された私がボリボリ腕をかきむしると、「あー、いもりん、そんなに、かいちゃダメでしょう。あとで、塗り塗りしてあげるから、がまんだよ」と言ってくる旦那の口調は、旦那というよりは、まるで幼い我が子に話しかける母ちゃんの口調である。私が、黄色と黒の水玉が描かれたド派手なパジャマを着ると、旦那が、「いもこは、蜜蜂みたいだね」と言い出した。「パジャマ?」と聞いたら「パジャマもだけど、いもこそのものが」と言う。「私が蜜蜂なら、元奥さんたちは、なんなの?」と聞いたら「害虫」だと答えた。ひどい!と思いながら「私と離婚して、バツ7になったら、私も害虫になるの?」と聞いてみたら「7じゃなくて、6だよ」と言い直された。「世間から見たら、7も6も同じだよ」と言ったら「ちがいます~」と言いながら、私の髪の毛をドライヤーで乾かしてくれた。「ダディは優しいね」と、ほめてみると、調子に乗った旦那が、「いもこと結婚した心優しい俺は、死んだあとに天国に落ちるね」と言った。「私と一緒にいれて、いまが、天国でしょう」と聞くと、「いつ地獄に落とされるかわかったもんじゃないよ」と言う。あまくて、たのしくて、だから、つらい。人は幸福すぎると、目の前が暗くなる。あまりにも日差しが強いと、まぶしすぎて、目の前が見えなくなる。人は誰かを愛すると、あっという間に、視力の悪い人になってしまう。もう二度と、旦那が目を覚ましてしまわないように、私は、頑張って、旦那の視力を奪い続ける。
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ゆがんで あえぐ おじかん です「これ、なんていうか知っている?」椅子を窓のそばに、ひきずりながら、ヒナコが聞くと、旦那は、さして興味無さそうに、きょとんとして、聞き返した。「これってどれ」「まどのそと」ヒナコは背もたれを、またぐかっこうで、馬に乗るみたいに、その椅子に座った。「まどのそと?」旦那は、後ろからヒナコを抱き抱えるようにして、椅子にまたがる。「プルキニエ現象って言うんですって」ヒナコが得意気な顔をしながら、そう言って、手を窓の外に出した。手は異様に白く見え、何だか異次元の物体のようだった。とろとろのあお、あいまいなあお、ふしぎなあお、なつかしさのあるあお。旦那は、やっぱり、さして興味なさそうで、ヒナコの首に唇を押し当てた。熱い息。幸せ過ぎて、ヒナコは一瞬、気が遠くなる。ひとつになりたい。だけど残念ながら、出会った時も、付き合っているときも、結婚をした今も、旦那はEDである。夫婦喧嘩をした時は、ヒナコは、いちばん旦那を傷つける言葉を考えた結果、「たたないくせに」とか言ってしまう。ヒナコの期待通り、旦那は深く傷つき、そのあと三日くらい、口を聞いてくれなくなるし、とても冷たくなる。口は聞いてくれなくなるけど、「おこっているの?」と聞くと、「おこっている」とは答えてくれる。「わたしたち、もう、おわりなの?」と聞いたら「おわりじゃない」と答えてくれる。「たたないくせにっていわれたら、どれくらい、きずつくの?」と聞いたら「おれにとっては、じ、さつしたくなるれべる」と言っていた。それでも、ヒナコは感情的になると、やっぱり「たたないくせに!いますぐ、死んで詫びろ!」と、モラハラをしてしまう。そのあと、落ち着いたときに、「ごめんね、たたないくせにとか言って」と謝ると「いいよ、慣れた」と許してくれる。そんな修羅場をくぐりぬけて、夫婦生活五年目に突入しようとしている。今でも寝室は同じで、ベッドも同じで、一生に寝るし、仲はいいほうだと思う。毎晩毎晩、わーい今日も一緒に寝れると思うし、キスされたら、わーいチューされたと思うし、ヒナコは世界で一番、ちょろい妻になった。不満はない。あるとしたら、ひとつになれないことだけである。その日、寝る前に、魂の遊離について、旦那に話してみた。「ユウリ?」「たましいが肉体を遊離して、どこか、よその場所をさまようんだよ。そういうのって、あるとおもう?」どうせ興味なさそうな反応をするのかと思いきや、旦那は意外にも興味深そうな表情をしたあとに、じっと考えて、「あるとおもう」と答えた。ヒナコは、なんとなく、旦那が否定してくれたほうが良かったような気がした。そして、なんとなく、その会話をしたあとに、ヒナコは、猛烈に浮気がしてみたくなった。なぜかは、わからない。浮気をしてみよう。何か新たな発見があるかもしれない。そう思いながらヒナコは、ポーカーフェイスを装い、旦那に添い寝されながら眠った。「おねえさん、エッチっぽい」いもくさい大学生が、卑しい顔でニタニタとしながら、ヒナコの絹の下着を見て、緩んだ声を出した。飴色のメガネが、旦那のメガネに似ていた。だけど旦那とは、まったく違う系統の男である。大学生という情報も、あくまでも自称なので、ほんとうのところはわからないし、べつに興味もない。ヒナコが興味があるのは、浮気だけである。浮気したら世界が変わるのかどうか、である。とりあえずヒナコは、「なんぱ」され、のこのことついていき、いま、てきぱきと服を脱いでいる。「おねえさん、手慣れているね」「わたし、浮気するのなんて、はじめてよ」「えっ、じゃあ俺のことが好みだったってこと?うれしいな」むしろ苦手なタイプだよと思いながら、ヒナコはポーカーフェイスを装った。ベッドに入ると、自称大学生が、「おねえさん、さみしいんでしょう、俺がなぐさめてあげる」と、安手のジゴロみたいな台詞を言い出したので、驚いた。そんな台詞、どやりながら言ってくる男が、本当に存在するのか。「さみしくないけど……」「じゃあ、どうして俺についてきたの」「もう黙って」ヒナコは、彼の唇を塞いだ。裸になった大学生は、ひどく痩せていて、軽薄な外見に似合わずデリケートなせ、っくすをした。気持ち悪いと思った。動きも、台詞も、何から何まで、きもい。ヒナコは、ポーカーフェイスを装いながら、あえいでみた。私は何をしているんだろう、何をしたかったんだろう。心細いせ、っくすだった。外国に売られた子供みたいだと思った。売られたことないから、わからないけど。ヒナコは大学生にしがみつきながら、あえぎ声を出した。心底、さみしかった。大学生が言った通り、ヒナコは、寂しい女になってしまった。こんなに痩せっぽっちの、通りすがりの坊やの体に、しがみついて、なぐさめられているのだ。初めての浮気を終えて、そのあと、大学生から連絡が何度か来ていたけど、スルーしていたらピタリと来なくなったから、諦めたのかと思っていた。ある日、何気ない旦那との会話で、そうではないと気付いた。寝る前に、旦那が唐突に、こんなことを言い出したのだ。「俺さ、この年齢で生まれて初めて、いたずら電話したんだよね」なにそれ、と笑うヒナコに、旦那が笑顔で、こう続けた。「一日に、五十回も、かけちゃったの。着信拒否されたから、違う番号からかけたり、公衆電話からも、かけたし。怖がっているだろうな」そう言う旦那の笑顔が、本当にいつも通りの旦那だから、まさに狂気だと思った。それ以上は何も言ってこなかった。もう二度と浮気しないと心に決めた瞬間だった。「おこっているの?」と聞いたら「おこっている」と答えてくれる。「わたしたち、もう、おわりなの?」と聞いたら「おわりじゃない」と答えてくれる。やっぱり、いつも通りの旦那だし、いつも通りの私だし、いつも通りの夫婦である。きっと、これからも、プルキニエ現象の話をしたり、魂の遊離の話だってできるし、これからも、きっとEDだし、これからもケンカの最中に「たたないくせに」と、乱暴な言葉をぶつけたら、三日くらい口を聞いてくれなくなる。これからも、毎晩、わーい一緒に寝れると喜ぶ、旦那に一途で、旦那のことしか見えていない世界で一番ちょろい妻だ。そうでありたい、あってほしい。それから数ヵ月後、旦那が公園で、ち、かんをしているのを目撃してしまった。「ほら俺、たっているか?たっていないだろう。何をそんなに怖がっているんだ。俺が何をしたんだ」そう言いながら、むりやり、女性の手を引っ張り、股間を触らせていた。泣きながら嫌がっている女性に「たっているか!?たっていないだろう?」そう怒鳴り付けている旦那の姿は、キチ、ガイそのものだった。いったい、どうしたんだろう。いま旦那は、たましいと肉体が、遊離しているのだろうか。同じ女性として、女性にたいして同情しなくてはいけない場面なのに、ヒナコは嫉妬をしてしまった。いつも穏やかで感情をおしこ、ろす旦那が、感情的になっているのだ。私の前で、そんな姿、見せてくれたことないのに。ヒナコは、旦那のことを失う恐怖を、初めて感じた。だから、その、ち、かん現場を見てみぬふりして、その場から、そっと去った。帰宅した旦那の前で、何も知らない、何も見ていない健気な女房を演じた。嫉妬というのは相手を縛るものかと思っていた。だけど嫉妬に縛られて、がんじがらめになるのは自分なのだと、生まれて初めて知った。旦那の、ち、かんを目撃してしまった、その夜、寝る前に、旦那が襲いかかってきた。荒々しく唇を奪われた。それは、今までのどんなキスよりも、どんな抱擁よりも、官能的だった。ほんとうに、狂おしいくらいに官能的だった。しかも、おどろくほどに、だんなの、それが、かたくなっているのだ。そして、かたくなった、それを、ヒナコのなかに、一気にいれてきた。ヒナコは、嫉妬で、いっぱいになった。憎い、○ろしたい、と思った。やっと、ひとつになれたのに、なぜか悲しくて、むなしくて、何も嬉しくなかった。
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ゆがんで あえぐ おじかん ですサチコは、ある日、彼氏の秘密を見つけてしまった。彼氏のクローゼットから少女が裸で、足を広げている写真を見つけたのだ。当然モザイクはなく、薄い赤色の筋が鮮明に焼き付いているが、写真の色は少し褪せている。十歳くらいだろうか。陰部にはほとんど毛はなく、胸もほんの僅かにしか膨らんでいない。不思議なことに彼氏がその少女を愛撫し、その少女に興奮している姿は安易に想像できた。まさか私の彼氏に限ってそんなことしないとは、サチコは思わなかった。なんの疑いもなく、私の彼氏は、こういうことしそうだと、納得した。彼氏はサチコを抱くときに、サチコを見ているけど、サチコのことを見ていない。違う世界に行っているように思える。ギラついた目でサチコを抱きながら、サチコではない何かを抱いている。サチコはその写真を発見したとき、しっくりと納得した。彼氏が今まで、この子を投影して、自分のことを抱いていたことに気付いたのである。サチコがその写真のことを彼氏に聞いてみた。「見ちゃった」「なにが?」「はだか」「はだか?」「女の子の裸の写真」「えっ?」「クローゼットのなか」「えっ!」「みちゃった、ごめん」「違うんだ」「違うの?」「あれは、妹なんだ」「うそ」「ほんとだよ、あれは俺の妹だよ、ちょっと待って、待って」そう言いながら彼氏は家族写真を出した。「俺は別におかしいわけじゃないんだ。そういうあれじゃないんだよ、あれは。俺が中学生のころ、エロ本とかに興味もちはじめて、俺も男だから、そういうものに興味あるし、ちょっと遊び心で、妹も、いちおう女だから、服を脱げって言って、エロいポーズをさせてそれを撮っただけなんだよ。確かにきもいよ、いま考えてみると、きもいよ。でも妹がいる男は、だいたい、妹の裸に興味をもつときは、必ずあるんだよ。中学生なんて、猿みたいなもんだし、ばかな生き物だよ。小さい子供は、そういう遊びをして、親に怒られることがあるんだよ」サチコは黙ったまま、何も言えずにいた。言っていることがわかるような、わからないような気がした。「まだ何も知らない子供だったから」「で、あなたは今も、あの写真で抜いてるの?」一瞬、彼氏が目を少しだけ大きく開いて、口を開け、信じられないといった表情でサチコのことを見つめた。いやいや、お前の方が信じられないよ。子供のときの悪ふざけがすぎた遊びだとしても、あんな写真を大事に取っておくなんて。「そんなこと、一度もしてない」彼は怒りを押さえつけたような声で言った。「信じてよ」「信じてるよ」「信じてないだろっ、ロリコン変態野郎って思ってんだろっ」「信じてる。あなたは妹の写真で抜いてない」「絶対、信じてないだろっ」彼氏は発狂しながら突然クローゼットを勢いよく開け、中のものを次から次へと放り出した。服から箱から雑誌から何から何まで、部屋の真ん中にばらまいた。時折、苦しみに悶えるようなあえぎ声を出しながら、ものすごい勢いで次から次へと物を投げつけ、放り、ぶちまける彼の姿を見て、サチコは感動していた。ミステリアスな彼が感情的になっている。彼の動きは、何か未知なるものを感じさせた。彼は写真をまとめると、ジッポーオイルを振りかけ、火をつけた。サチコは部屋の片隅に避難しながら、発狂している彼氏を眺める。彼は極度の興奮のせいで激しく肩で息をしていて、すべての作業を終えると、目を見開いて涙を流し、それを親に怒られたような仕草で雑に拭った。彼は狂気じみていた。彼はそれから一本タバコを吸うと、色んな物のなくなった、乱雑な部屋の中でサチコを三度も抱いた。サチコが「妹の話をされて、興奮したの?」と聞きながら騎乗位で腰をふると、彼はサチコの腕を引っ張り、勢いよく上になり、首をしめた。朦朧とした意識の中で、サチコは幼い頃を思い出す。サチコには弟がいる。お風呂の中で弟と互いの性器を触りあい、ふたりで性欲を持て余していた。押し入れの中で性器を擦りあわせ、幼い二人は快楽の終着点を探した。その遊びが一体どこで終わったのか、どちらからともなく終わったのか、今となっては思い出せない。ほんのわずかな期間だったように思う。はじめて彼氏が出来たとき、彼氏を自室に連れ込みせ、っくすをしていたサチコの声を盗み聞きしながら、弟がオ、ナニーをしていたことをサチコは知っている。そしてサチコは思う。たとえばそれが弟の今の性癖に何らかの影響を与えていたとしたら、私たちがそれを避ける道は果たしてあったのだろうか。弟は私のことを憎んでいるだろうか。私の裸を思い出して、いまだに犯、す妄想とかしてるのだろうか。サチコの首に彼氏の指がめりこむ。サチコはかつてないほどに、今日の狂気じみた彼氏を愛してると思った。何度でもこのイカれた変態とせ、っくすをしたいと思った。永遠にこの人とせ、っくすをしていたいと思った。あまりにもいとおしくて、きっと、この男をいつか憎む事になるだろうなと思った。私たちは、きっと長く続かないだろう。私たちは、きっと別れるであろう。似た者同士は続かない。兄弟の遊びが長くは続かないように。