あ~イク恋愛生欲情の扉

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2024年 5月 の写メ日記一覧
宝乃ありな

宝乃ありな(26歳)

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ゆがんで とける おじかん です

ゆがんで とける おじかん です

私は44歳になっている。
主婦になっている。
暇をもて余していた私は、
手相占い師になってみたり、
タロットカード占い師になってみたり、
だけど、しっくり、来なかったので、
結局、自称星座占い師で、収まった。
といっても
細木数子とか江原さんレベルじゃなければ、
当たり前だけど、
それだけで生きていこうと思ってるような人間はいなく、
いちおう学校みたいなものもあるけもど、そこまで本気な人もいない。
1ヶ月数千円から、数万レベルの、
お小遣い稼ぎである。
お金にならなくて当たり前で、
数千円にでもなれば、ラッキーぐらいな気持ちで、みんな、やっている。
インチキと言われてしまえばおしまいだけど、
何かにすがりたくなった時に、お金を払って満足出来るなら、それでいいではないか。
登録制の電話占い師(誰でも、なれる)をやめて、
占い館みたいなところで、
アルバイトをするようになった。
そんなある日、
孤独な婆さんが、フリーで私に入った。
適当に
それっぽい言葉を並べて、
どうせ、これっきり会わないだろうと思いきや、
その婆さんは、
私にのめりこみはじめ、
何度も指名してくるようになった。
最初は
「ラッキー」
と思ってたけど、
だんだんと
「この婆さん、怖い」
と思うレベルで、
頻繁に会いに来るようになったし、
どんどん執着してきた。
もちろん
婆さんが通ってくれるようになってから、
私の1ヶ月のお小遣いは、どんどん増えていった。
私は
60分
5000円
延長30分おきに500円というシステムに設定している。
自分の話術に自信もないので、
他の占い師に比べたら
安く設定してるつもりである。
それにしたって、
年金で暮らしてるぐらいの婆さんからしたら、
それを毎日って、
かなり苦しいであろう。
どうやら、貯金をおろしてるらしく、
そのうち
刺されるのではないかという恐怖に苛まれた。
生きることよりも
死ぬことのほうが近く、
失うものがない人間というのは、怖いものである。
だから
その婆さんのことは
いいタイミングで切り、
暇だけど平和な毎日を送るようになった。
そんなころ、
今度は50代の女性が
私に、のめりこみはじめた。
服装は派手で、年齢よりは若く見えて、綺麗な人である。
自営業らしく(スナックだろうか)、
身に付けてるアクセサリーだとか
ブランドものを見ながら、
この人なら、
破産するほどは、困らないだろう
と思いながら、
ちょっと調子こいて、
「あなたには水晶が必要ですね。
これ50万で、とても効果があるんですよね。
もし、必要でしたら、
いつも通ってくれてるので、割り引きして、9万8000円で売るので、
いつでも言ってくださいね」
と、
1500円くらいの水晶を、売り付けようとしてみた。
その女性は
迷ってるような表情で
水晶を眺めている。
だから、
もうひとおしだと思った私は、
「9万8000円だって、いきなり用意できる額ではないですよね?
これ、私からのプレゼントです」
と言いながら
私は
水晶が混ざったパワーストーンのブレスレットを、その女性にプレゼントした。
副業として
ブレスレット作りも始めたので、
それの宣伝である。
なによりも
「プレゼントです」
って無料であげることによって、
(といっても、あげたところで、そこまで損にはならない安物)
あっ、この女の人は、仕事ではなくて、私の悩みを本気で聞いてくれてる
と思わせる効果があり、
これからさき、
もっとお金を使ってくれるかもしれない。
ばかみたいに金を使えとは思わないけど、
通ってくれたらラッキーである。
「ありこ先生は、とても暖かい人ですね」
という女性に
「それは、あなたが優しいからですよ。
あなたが優しくて可愛いから、
私はあなたのことを喜ばせたくなる」
と言いながら、その女性の腕にパワーストーンをはめた。
「わあ、かわいい。
これ、ありこ先生が作ったんですか?」
「ええ、最近、パワーストーンブレスレットも作りはじめたんです」
「センスあるんですね。
おいくらなんですか?」
「ブレスレットは8000円です」
「それを無料でくれるんですか?」
「はい^^」
その女性は大喜びで帰っていった。
場面は切り替わり、
その女性が再び来店した。
「先生が作ったブレスレットつけたら、旦那と仲直り出来ました。
ほんとに、あなたの霊視は、すごい」
そう言いながら
嬉しそうにしてる女性を見ながら思う。
オセロの松島?中島?どっちか忘れたけど、
占い師にのめりこんだのは、どっちだっけ。
よく、わからないけど、
悩みというのは
気持ち次第で解決するのではないだろうか。
詐欺といったら
響きが悪い。
だけど
それで救われたなら
それは詐欺ではない。
結果的にポジティブになれたら、それでいいではないかと思った瞬間であった。
の 今日の夢シリーズ

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