あ~イク恋愛生欲情の扉

あ~イク恋愛生欲情の扉

札幌市中央区南5条西5丁目 第2東亜すすきのビル8F | 営業時間:8:30〜23:59

お電話で「スポット見た!」とお伝えください!!

011-563-6919

宝乃ありな の写メ日記PHOTO DIARY 宝乃ありなのプライベートを覗き見! 随時更新中!

2024年 4月 の写メ日記一覧
宝乃ありな

宝乃ありな(26歳)

T160.B90(G).W58.H87

せつなく あえぐ おじかん です

せつなく あえぐ おじかん です

リエコは高校生。
処女である。
そんなリエコは恋をした。
リエコは、
彼と「やりたい」と思った。
リエコは
処女のくせに
せ、っくすの感覚も快感を知らないくせに、
彼に出会ってから、
いっちょまえに欲情することだけは覚えた。
リエコは
夜な夜な彼のことを思い浮かべながら、クリオナをしてみたけど、
いまいち、イク感覚がわからないし、声の出し方もわからない。
私もイケるようになるのだろうか。
声は自然に出るようになるものだろうか。
好きだから、気持ちよくなるのだろうか。
それとも、気持ちいいから、好きになるのだろうか。
男女は、好きだから、やりたくなるのだろうか。
それとも、やりたいから、好きになるのだろうか。
リエコにとって、
せ、っくすというのは未知なる世界のものである。
そんなもの、
私に出来るのだろうか。
誰かがリエコの側を通りすぎてゆくとき、リエコはいつも、それが見知らぬ人であっても、相手の手を掴んで立ち止まらせたくなる。
さびしがりのせいだと思っていたけれど、恋をして初めて気付いた。
リエコはいままで水を混ぜて、味がわからなくなるくらい恋という名の性欲を薄めて、ふりまいていたんだ。
いま恋は煮詰め凝縮され、彼にだけ向かっている。
赤ん坊はコウノトリさんが運んでくるわけではないし、
彼への欲望は、コウノトリさんは、満たしてくれない。
少しでも彼の気を惹きたくて、さりげなくさまざまな小細工を試みる。
頭のいい彼に勉強を教えてもらうとき、
数式をとくふりをして、指で髪を耳にかきあげる。
耳たぶで揺れるピアス、手首の内側に乗ったコットンキャンディの甘い匂いがする香水、目尻のつけまつげ。
さくらんぼ色のリップを塗った唇は、自然な赤みがさしているはずだ。
リエコは、
彼はゲイだと知った。
リエコは
彼が好きな男に接近した。
そして、その男と仲良くなって、せ、っくすをした。
彼を手にいれるためなら、なんだって出来る。
好きじゃない男に処女をあげるくらい、ちょろい。
そう思いながらも、
リエコは
自分の意思とは裏腹に涙を流した。
なにをやっているんだろう、私は。
処女をなくしたリエコは、
女優になりきり、その男を口説き落とした。
そして
その男はリエコにメロメロになった。
そのことが彼の耳に入った。
彼が嫉妬の入り交じった目で、リエコのことを睨む。
彼は、リエコのことを愛することはない。
リエコが
彼のことが好きすぎて、狂ってしまうのと同じくらい、
彼は
この男のことを愛しすぎて、狂っている。
彼に嫌われれば嫌われるほど、
リエコは悲しくなり、
だけど私のことを愛してくれない彼なんて、もっと傷つけばいいという憎しみに変わっていった。
場面は切り替わり、
夜の7時近く、教室には誰もいなかったけど、校舎内にも校舎外にも生徒の気配はあった。
リエコは
まず紺の幅の広いプリーツの制服のスカートのホックを外して、ファスナーをおろした。
スカートはストンと足元に落ちた。
半袖の白いブラウスも脱ぎすて、中に着ていたタンクトップも水色のブラジャーも外した。
憧れるのは黒のブラジャー。
ブラジャーとちぐはぐなクリーム色のパンツを脱いだら、陰部からネバネバした細い糸が引き、途切れた。
どんだけ興奮してるんだろう。
もう処女じゃないから、私は淫乱になってしまったのだろうか。
いや違う、処女だろうが、処女じゃなかろうが、私がもしも男だったとしても、
私は彼に興奮していたし、彼のことを欲しがったであろう。
足元にできあがった衣服の山を踏み越え、彼の席まで行き、彼の机の上にお尻を乗っけて座り、オ、ナニーをした。
廊下から階段を上る足音が
ひたひたと聞こえてくる。
私のいとしい人の足音。
すぐにわかる。
どんなに離れていても、
リエコは彼の足音が、すぐにわかる。
その足音は
ドアを開け、半歩進んだところで止まった。
「なにしてるんだよ、ばかか」
リエコは、
ゆっくりと彼の顔を見た。
せっかくリエコが裸でいるのに、
彼は欲情の欠片もない怯えきった目つきから、
リエコに対する敵意と嫌悪感むき出しにしてる目つきへと変化した。
「あなたこそ、なにしてるの」
「人を待ってる。呼び出されて、ここに来たんだ」
「あいつのこと待ってるんでしょ?
あいつは来ないよ。
あのメモ書いたの私だもん。
それに、あの男は、私に夢中だから。
ゲイのあなたなんて、相手にされない。
悔しいでしょ?
女の私には勝てないのよ」
「服を着ろ」
「どうして?せっかく脱いだのに」
「大騒ぎになる。そもそも、なんで脱ぐ必要がある?」
「脱いだ方が自然だから」
「なに言ってんだよ、まぢイカれてるよ、おまえ、早く俺の席から降りろよ。
俺につきまといやがって、
媚びてるのもバレバレなんだよ。
初めて会ったときから、おまえのことが苦手だし、嫌いだよ。
早く服きて、机からおりろ」
「いや、おりない。
一生、つきまとってやる」
「ス、トーカーかよ、おまえ」
「そうよ。
いまさら気付いたの?」
「いいから、服を着て、おりろっ!」
怒鳴られて、ビクッとした。
だけどリエコは
開き直った表情で、
彼のことを睨み付けながら、
彼へと身を乗り出した。
揺れた乳房が自分の右腕の内側に触れた。
「わたし、あいつと、やりまくりよ。
あいつ、わたしに夢中でシャネルのバッグを買ってくれたわ。
それだけの価値が私の身体にはあるのよ。
私の身体には、あいつの唾液がたっぷり付着してるから、
あなたも私を抱いたら、
間接キッスになって、めでたしめでたしじゃん」
彼の顔からは表情が消えていた。
リエコのことが嫌いでたまらない表情にも見えるし、
リエコのことを哀れんでいる表情にも見える。
頭の回路を切ってしまったかのような、不自然な静寂だけが彼を包んでいた。
あまりに反応がないから、
彼がこのまま帰ってしまうのではないかと不安になった。
そして
その不安通り、彼が去ろうとした。
彼の背中を見るせつなさには、もう耐えれない。
リエコは
机からおりて、教壇の前を走って、彼の背中に抱きついた。
彼は逃げず、リエコは初めて触れた彼の肌触りに、彼の存在感に安心した。
彼の身体もリエコの身体も混ざりあって、同じくらい暖かい。
大好きだ、大好きだ。
こんな気持ち、恋とも愛とも呼んではいけない。
もう、いっそ、死んでほしいくらい大好きだ。
彼が手にはいるのなら、
私は、け、いむしょに入ることだって出来る。
彼が手にはいらないなら、
私は、け、いむしょに入ることだって出来る。
彼に嫌われるなら、
私は、け、いむしょに入ることだって出来る。
彼に愛されるなら、
私は、け、いむしょに入ることだって出来る。
これが
愛でもなくて恋でもなくて、
じゃあ、なんだろう。
 
じゃあ、愛がなんなのか説明できる人は、どれくらいいるのだろう。
神様お願いします。
なんでもしますから彼を、私にください。
「やめて、はなして」
落ち着いた、しかしか細い彼の囁きに、リエコは彼のシャツに額をつけたまま、首をふり、さらに彼を強くかき抱いた。
「私を好きになってほしい。私のものになってほしい。おかしいって分かってるけれど、もう、どうしても止まらない」
「どうでもいいよ、そんなこと」
「おねがい。わたしのものになるまで、帰さない」
身体中が震えて手にはもう力もこもらなくて、すがりついた状態なのに、おびえて甲高くなる声は、ますます高飛車に響いた。
そして
リエコは意思とは裏腹に涙を流す。
わたしは
こんなにも汚れてしまった。
もう戻れない。
あんな男と、やりたくなかった。
自分でも
何してるのか意味わかんない。
ぜんぶ、あなたのせい。
憎い。憎い。憎い。
そして、ほしい。
「どうしたら、はなしてくれる?」
「私のものになってくれたら」
彼はリエコの腕の中で
ゆっくりと振り向き、優しいと言ってもいいほどの表情でリエコを眺めおろした。
彼の心が急にぐにゃりと歪んでしまったのを感じながらも、リエコは彼の不吉なほど穏やかな声が、眼差しが嬉しかった。
「どうやったら、君のものになれるの?」
「だきしめて、きすしてほしい」
彼の手がリエコの肩に回り、引き寄せられた。
激しさのない、機械的な、あいさつのような抱擁。
でも彼の暖かさであることには変わりない。
呼吸に合わせて、わずかにふくらんだりしぼんだりを繰り返す彼の身体を、全身で味わった。
ただ重ね合わされてるだけの彼の唇が、ずっしりと重たく、刑、罰になる。
「うれしい?」
「うれしい」
「じゃあ態度で見せろ」
リエコは
おずおずと笑顔を作り、
イスに座りながら足を広げた。
彼は
そんなリエコを見て、
「わざとらしい笑顔だなあ」
と言いながら、
リエコを置き去りにして、教室を出た。
取り残されたリエコは、
笑顔のまま、
足を広げたままイスに座っている。
ばかみたいだ。
とめどなく涙が流れる。
彼が、ほしい。
どうしても、ほしい。
の 今日の夢シリーズ3
土曜日出勤します!
おやすみなさい

一覧に戻る
スポットナビ
スポットナビ