あ~イク恋愛生欲情の扉

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宝乃ありな の写メ日記PHOTO DIARY 宝乃ありなのプライベートを覗き見! 随時更新中!

2024年 4月 の写メ日記一覧
宝乃ありな

宝乃ありな(26歳)

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ゆがんで とける おじかん です

ゆがんで とける おじかん です

私は38歳で初婚をした。
高齢出産思いっきりオーバーである。
どうも最近、旦那が私のことを殺、そうとしているように思えてならない。
なぜ、そう思うのかと聞かれても困る。
なぜか思う。
なぜそう思うのか理由を考えてみた。
1、子供を生むのは若干諦めている(年齢も関係ある)
2、旦那が年下でイケメン。他に女がいるかもしれない。
3、私は掃除が苦手。
4、昨日、冷蔵庫の中の旦那のプリンを、いらないのだと解釈して勝手に食べてしまった。
(旦那がとても落ち込んでいたから、反省して、買い直して、ちゃんと返した)
5、私がべろんべろんに酔っぱらって、寝ている旦那の上に、「うえーい」とか言いながら、おもいっきりダイブした。
(幸せ太りで私は70キロ)
5のときは、
温厚な旦那もさすがにキレて、
私のことを抱っこしたかと思うと、そのまま窓から突き落とそうとした。
「もう耐えられない。
殺、すしかない」
と本気の眼差しで言ってくる旦那にたいして、
「ごめんなさいごめんなさい……おえっ」
と命乞いしながら、
旦那の顔にゲロをぶっかける酔っぱらいの私を、
旦那は最終的にはベッドに寝かせてくれて、介抱してくれた。
そして、こう言った。
「だめだね、おれも。
なんでも人のせいにしてさ。
ありこと結婚するって決めたのは俺だからさ。
ありこを殺、すくらいなら、俺が自、殺すればいいだけの話」
そんな結論に辿り着いた旦那のことを心から尊敬する。
だから窓から突き落とされそうになったのは、私はDVだとは捉えていない。
むしろ私のほうがバイオレンスな性格で、旦那をサンドバッグにしているので、
よくもまあ耐えれるなーと感心するレベルである。
そりゃー殺、したくもなるわな。
と思えるレベルなので、
落とされそうになったことにたいしては怒りはない。
なのに、
なぜ私は最近、旦那が私を殺、そうとしていることを妄想してしまい、
こんなにも疑っているのかって、
私の自信のなさから来る感情なのだろう。
旦那は、顔だって悪くない。
なぜ私を選んでくれたのかという自信のなさである。
私は今日もさりげなく、旦那のことを眺める。
さりげなく、旦那のことを観察する。
寝転びながらテレビを見ている旦那の足が不自然にビクッと動いたことを私は見逃さなかった。
なに?
そんな臭そうな足でわたしのこと蹴飛ばして殺、すつもりなの?
そんな被害妄想をしながら、
いつでも逃げれるように身構える。
旦那が、ふいに、むくっと起き上がる。
「ひっ」
と身構える私に、
旦那が
「えっ、なに」
と聞いてくる。
「なんで起き上がったの?」
「えっ、トイレ」
「ああそう。てゆーか、足……」
「足?」
「足臭そうだから、洗いなよ」
「あーごめんね、臭いよね」
「うん、そんな臭い足で殺、された日にゃ、私も無念で成仏できないわ」
「え、なんの話?」
「いや、なんでもない」
場面は切り替わり、
私は、スタバでフラペチーノを飲んでいる。
近くの席で女子高生たちが、なにやら楽しそうに笑っている。
私はまるで「ま、んこイカ臭そう」って悪口を言われている気分になって、
ちっと小さく舌打ちをしながらポーカーフェイスを装った。
隣の席では男子高生二人組がこんな会話をしていた。
「なんで学祭で、おにぎり出したらダメなんだよ。
俺はおにぎりが好きだよ」
おにぎりでいいっ。
と口を出したい気持ちになりながらポーカーフェイスを装った。
どうも最近、世の中の人たちが私のことを殺、そうとしている気がする。
ま、んこイカ臭いから?
隣の席の会話をこっそり盗み聞きしてしまうから?
場面は切り替わり、
私は公園のベンチに座っている。
あくびをしながら、
「ふぁーあー、死にてーなー、殺、してなー」
と、つぶやいている。
死にたいほど、殺、したいほど、天気がいい。
すると、ホームレスの婆ちゃんが近づいてきた。
「こんにちは」
「こんにちは」
「どうしたの」
「死にてーし、殺、してーの」
中二病かよ。
心の中で自分で自分に突っ込みをいれた。
婆ちゃんがニッコリと笑いながら私の頭を撫でた。
「あなたは、めんこいね。
めんこいって年齢じゃないかもしれないけど、めんこいね。
きっと色んな人に愛されているね。
だからこそ、死にてーだの、殺、してーだの思うのね。
あなたは優しいから不安になるのね。
人の裏を勘ぐってしまう。
なにも出来なくても、そのままで価値があるのに。
めんこいもん」
私は婆ちゃんが何を言っているのかが理解できなくて、
空をボーッと眺める。
日本語喋ってよ、わたし、ばかなんだからさ。
わたし、幸せなんだからさ。
よし帰ろう。
愛する旦那様に餃子を作ってもらおう。
の いつかの夢シリーズ

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