あ~イク恋愛生欲情の扉

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宝乃ありな の写メ日記PHOTO DIARY 宝乃ありなのプライベートを覗き見! 随時更新中!

2024年 4月 の写メ日記一覧
宝乃ありな

宝乃ありな(26歳)

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ゆがんで とける おじかん です

ゆがんで とける おじかん です

旦那が、ある日、離婚を切り出してきた。
もちろんショックである。
専業の私に、どうやって生きていけと言うのだ。
私の、いとおしい、私の大切なATM。
旦那も鬼ではないので、
泣いてすがりつけば、もしかしたら考え直してくれるかもしれない。
泣こうとしたその瞬間、私は旦那の手を見てハッと動きを止めた。
悲しい。
悲しいけど、
それでも、
それよりも、
私は旦那の手が気になって仕方なくて、旦那の手から目が離せなくなった。
旦那の指が、なんてゆーか、まるで手マンをするときみたいな形をしているのだ。
離婚の話をしながら、
旦那の指は、なぜか手マンをするときみたいに、人差し指と中指を裏返した状態である。
私は旦那の話を、ちゃんと耳にいれつつ、
それでも旦那の指の、意味不明な形が気になって仕方なくて目が離せない。
その指の形に深い意味がないのは理解できるけど、
私は、わざわざ、深い意味を見つけたくなる。
やがて、旦那は身ぶり手振りで、私を説得しようとしているのか、
両手を、まるで子宮を包み込みような優しい仕草で動かしながら、
離婚の話を延々としている。
これは、何か意味があるのかもしれない。
その手の仕草は、何か意味があるのかもしれない。
神様が私に何かを伝えようとしている。
悲しむことではないのかもしれない。
悲しいけど、でも、
これが私が望んだ景色なのかもしれない。
人は望んでいない景色は見えないように出来ているし、必ずいい方向に進む。
「すぐに出て行けとは言わないよ。
ちゃんと生計を立ててからでいいから。
俺は、もう、ありこを愛せない」
息子のことは、旦那が引き取った。
場面は切り替わり、
離婚して3年の月日が流れた。
私はFacebookで旦那が、息子の写真を更新していないか、まるでストー、カーのように毎日チェックしてしまう。
そして、息子の写真を保存する。
不思議なことに、一緒に暮らしていた頃よりも、離れて暮らした方が、
私は、息子への執着を増した。
離れて暮らしているからこそ、
息子のことを愛していると思う。
離れているほうが、母性がわき出るのである。
母親にも色々あるであろう。
1、出産は痛そうだから、子供は産みたくないけど、子供は欲しいから、里親になる
2、子供を産みたくても産めないから、誰かに産んでもらう(代理母出産とかも、そう)
3、子供はいらない
4、子供は産みたいけど、育てたくはない
色んな母親がいて、
母性にも色々、種類があると思うのだ。
私は4だったのだ。
育てたくない。
だけど我が子のことは気になって仕方ない。
私は汚い表現をすれば、
息子のことを「捨てた」のだ。
上から目線な気がするので、
捨てたとは表現したくないけど、
まあ、捨てたんだろう。
正解である。
時には罪悪感で夜も眠れないときもあった。
でも罪悪感の正体を突き詰めていくと、
自分が望んでいたものに辿り着く時がある。
したかったことをしたときに、後遺症で罪悪感がわいてくることもあるのだ。
だから本来は感じる必要のない罪悪感なのに、
人間は、いい人ぶりたいから罪悪感を感じるのだ。
私は、息子を産めたことが嬉しい。
育てたくはないけど、
産めたことが嬉しい。
産みたかった。
産んでよかった。
産んだことを後悔したことは一度もない。
そして、それを育ててくれる旦那の存在も嬉しい。
場面は切り替わり、
新しい息子の写真がアップされたから、
私はすかさず保存した。
その写真は息子の指が、まるで手マンをするかのような形をしている。
その指の形を私は凝視する。
その指の形に深い意味がないのは理解できるけど、
私は、わざわざ、深い意味を見つけたくなる。
まるで「ママは正解だよ、ママは間違っていない」と言われている気分になった。
の 今日の夢シリーズ

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