あ~イク恋愛生欲情の扉

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宝乃ありな の写メ日記PHOTO DIARY 宝乃ありなのプライベートを覗き見! 随時更新中!

2024年 4月 の写メ日記一覧
宝乃ありな

宝乃ありな(26歳)

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せつなく ゆがむ おじかん です

せつなく ゆがむ おじかん です

ノリコとマサオは同棲をして5年が経とうとしている。
「ねぇマサオ、わたし、もうすぐ32歳なんだけど。
そろそろ結婚してよ」
「もうちょっと待ってよ、ノリコと結婚するつもりだよ」
「当たり前じゃん、ここまで引っ張っておいて、やっぱりやめようなんて言われたら、わたし、あんたのこと刺し殺、すかも」
マサオは、ぶるっと震えた。
決してマサオは、ノリコのことを都合よく家政婦のように使おうと思っているわけではない。
だけど、やっぱり、そこは男。
腰が重たいから、同棲という選択を選んだのである。
それに、もう、このままでもいいんじゃないか。
結婚しなくてもいいんじゃないか、という、ずるい気持ちになってきた。
それにノリコ、だらしないし。
同棲したせいで、あらが見えてきた。
それがマサオの腰の重たさを加速させた。
同棲なんてせずに、結婚して一緒に暮らせばよかったのかもしれない。
でも、そこまでの気持ちと覚悟がマサオにはなかった。
マサオはマサオなり本気で考えているつもりだけど、
やっぱり本気度合いが足りないのである。
それから半年後。
ノリコは再び結婚の話をしてきた。
その話は三ヶ月に一回、しまいには、一日に一回と、だんだん間隔が短くなってきた。
マサオはプレッシャーになり、逃げ出したい気持ちになった。
「わたし、もう仕事やめて、家庭に入りたい。
こどもうみたい」
「まってくれよ、俺の気持ちも考えてくれよ」
「なに言ってんの?
まったく行動にうつさないあんたの気持ちを、どうして考えなくちゃいけないの?
あんたが過ごす五年間と、女が過ごす五年間は、ぜんぜん違うんだけど。
あんたは余裕でも、私にとっては深刻な問題なんだけど!!
私の時間返して!」
発狂するノリコにマサオの気持ちはどんどん冷めていった。
場面は切り替わり、
マサオが浮気をした。
そしてノリコに別れを切り出す。
「やっぱり俺たち合わないと思う、
ノリコと結婚は出来ない」。
その日の夜、ノリコは、マサオが寝ているときに、マサオのことを刺し殺、した。
口から血をはきながら寝返りをうったマサオは「きゅうきゅうしゃ呼んで」と懇願したけど、
どうせ、もう助からないだろうし、
私と別れたあとにマサオだけが幸せになるのは許せない。
そう思ったノリコは、マサオの懇願を無視して、めった刺しにした。
そして、マサオが完全に動かなくなるまで、マサオのことを見つめた。
完全に死んだことを確認してから、ようやく警、察に電話をした。
場面は切り替わり、
留○場に入ったノリコに国選弁○士がついた。
加害者にも言い分はあるし、冤罪の可能性もあるので、加害者にも国から弁○士が用意されるシステムだある。
国から用意されるから、お金がない人でも、つけてもらえる。
前髪ぱっつんの女性弁○士が、
ピンク色のキノコの絵が書いてある名刺を出してきて、ふざけているのかと思った。
だけど真面目な顔で、
「よろしくお願いします、タカラノアリコです」
と言ってくる。
「はい、くだらないことで発狂して、殺、して、私って、ばかみたいですよね。
私ってメンヘラですよね」
「私は、くだらないとか、そんなことくらいでとは思いませんよ。
殺、す以外にもっと違う方法があったとは思うけど、
そうなるくらい追い詰められていたんでしょう。
さすがに無罪を主張するのはむりですけど、情状酌量で軽くできるかも!
ひとつも嘘をつかないで、あったことを、ぜんぶ教えて下さい。
あった出来事、思っていたこと、嫌だったこと、我慢していたこと、ぜんぶ、話してください」
ノリコは、わぁーっと泣き出した。
どうして、こんなことになったんだろう。
私は、ただ愛する男と結婚したかっただけ。
私が我慢して、結婚の話をしつこく持ち出さずに、マサオに気を使いながら、マサオの顔色を伺いながら生活していたら、
マサオは浮気をせずに、
いつか私と結婚してくれていたの?
きっと、してくれなかったと思う。
5年間暮らしてみてもマサオと私の間には信頼関係がなかった。
信頼させようと行動にうつそうとすることもなく「もうちょっと待って」しか言わなかった。
どうして、こんなことになったんだろう。
どうして、大好きだった人を、ここまで憎んでしまったんだろう。
言葉が出てこなくてノリコが泣いているのを見ながら、
目の前の弁○士も、つられて、涙を流した。
その涙は、ヤモリの形になって、ピタッと床に張り付いた。
「相手は死んだから、もう終わりだけど、
あなたは、死刑にはならないし、これから先の人生長いんですよ。
もっと強くなりなさい」
の いつかの夢シリーズ

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