あ~イク恋愛生欲情の扉

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2024年 4月 の写メ日記一覧
宝乃ありな

宝乃ありな(26歳)

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せつなく ゆがむ おじかん です

せつなく ゆがむ おじかん です

整頓せずに詰め込んで散らかっていた憂鬱が、私の中から、なだれ落ちてくるのは、きまって夕方である。
夜が近づくにつれ下がってきた部屋の温度や、
まだ仕事でのストレスが解けていないヨシオの疲れきった肩が、耐えられないほどに、せつない。
ものすごい不機嫌で、その空気が嫌で、私には居場所がない。
私たちは付き合って2年、同棲して1年が経とうとしている。
同棲しなければよかったのかな。
付き合っているときは完璧に優しかったのに。
今はすぐに不機嫌になり、私のことをコントロールしようとする。
どうしたのと話しかければ怒るし、
かといって、ほっとけば、それはそれで怒り出すのである。
それをものすごいポジティブに捉えると心を開いていると解釈できる。
でも、それなら心を開いてくれていないときのほうが一緒にいて楽しかったなと思う。
ヨシオのありのままの姿を好きだとは思えない。
私は冷たい女なのかもしれない。
それでも私はヨシオに執着している。
鍋が煮えるまで、またはグリルで魚が焼けるまでの、何もすることのないこの空白の時間を私は、うまく過ごせない。
不機嫌なヨシオに話しかけたほうがいいのか、ほっといたほうがいいのか、どっちにしろ八つ当たりされることはわかりきっているので、
どの選択をするかのこの空間で、私は寿命が縮まりそうなストレスを全身に感じる。
おかえりなさいから夕食を食べるまでの、日常の隙間の40分が人を絶望させる力を持っているなんて、ヨシオに会うまでは知らなかった。
私はヨシオのことを、ほっとくという選択をした。
不機嫌なヨシオに話しかけずに、
テーブルにご飯を運ぶ。
するとヨシオは、ムスッとしながら立ち上がり自室にこもってしまった。
うん、そうしてくれると有難い。
一緒の空間にいられても楽しくないから。
と思いながら、
私はご飯を食べ、テレビを見ていると、
ヨシオが自室から出てきた。
そしてムスッとしながら、
「俺といるのが楽しくないなら別れるか?」と聞いてきた。
私はヨシオのことを宇宙人なのではないかと思った。
楽しくなさそうなのはヨシオのほうじゃないか。
いつも冷たいのはヨシオのほうじゃないか。
とんでもない言いがかりである。
私は、うんざりしてしまって「そうしよう」と答えた。
私のこうゆうところもヨシオのことをイラつかせるのだろう。
私はヨシオの言うことにたいして、「やだ」とか「ダメ」とか言ったことはなくて、
すべて受け入れてきた。
私には自分の意思はない。
優柔不断の八方美人である。
ヨシオは怒り出し、
台所から包丁をもちだし、「一緒に死ぬか?」と言い出した。
「うん、それもいいと思う」
そう言うと、
ヨシオがゼンギもせずに、
私のことをレイ、プした。
レイ、プごっこではない。
レイ、プである。
私は毒親に育てられたけど、
ここまでひどい扱いを受けたことはない。
少なくとも肉体的には安心であった。
痛い痛い痛い。
場面は切り替わり、
私は産婦人科にいる。
女性のお医者さんが私の膣を消毒しながら、
「どんなことされたら、こんなに傷だらけになるの?子供生めなくなっちゃうよ」
と心配そうな顔で言った。
私は、ヨシオの子供を3回も中○している。
場面は切り替わり、
ある日、ヨシオの機嫌がいい日があった。
そこから、2日、3日、とヨシオが優しい日々が続き、ついに一ヶ月がたった。
いつ、また、元通りの横暴なヨシオに戻るかとヒヤヒヤしていたけど、
そもそも元通りのヨシオって、なんなんだろう。
ヨシオは優しい男なんだろうか。
それともクズなんだろうか。
そんな、ある日、旅行に連れていってくれて、そこでプロポーズされた。
私は大喜びで、ヨシオに抱きついた。
「いっぱい傷つけてごめんね、結婚しようね」
いま、私は人生の中で一番、幸せだと思った。
この男を世界で、いちばん、愛している。
場面は切り替わり、
プロポーズされた翌日の深夜、私は荷物をまとめる。
明日は携帯を解約しよう。
割れたコップは二度と元には戻らない。
ゆがんだものは、二度と元には戻らない。
人間が、そんなに簡単に変わるわけがない。
掻き出された赤ちゃんが、人間の形には、もう二度となれないのと同じで。
だけど、
つらいままで別れるのは嫌だったから、
だから、いちばん幸せだと思えた日に、ヨシオと別れようと思っていた。
いま、いちばん幸せ。
私がいなくなったら、ヨシオは自、殺しそうである。
情緒不安定なよしおは、
酒と一緒に安○剤を飲むのが日課になっている。
私がいなくなれば、間違いなく発狂するだろう。
それも、いいと思う。
幸せな記憶のあとに自、殺するなら、それも、ヨシオにとって幸せな結末だと思う。
「バイバイ」
私は音を立てずに、そっと家を出た。
の 今日の夢シリーズ

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