あ~イク恋愛生欲情の扉

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宝乃ありな の写メ日記PHOTO DIARY 宝乃ありなのプライベートを覗き見! 随時更新中!

2024年 4月 の写メ日記一覧
宝乃ありな

宝乃ありな(26歳)

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ゆがんで あえぐ おじかん です

ゆがんで あえぐ おじかん です

「さっきずっと俺を見ていたでしょう」
その言葉に、よしこは、ポーカーフェイスで頷いた。
それは勘違いでもなんでもなく、よしこは、実際に彼のことを見つめていたからである。
「どうして見ていたの?」
「どうしてって……」
よしこと、まさおは今日、はじめて会話らしい会話をしたのに、色んな話が出来た。
「家は遠いの?」
「ちょっと遠い」
そう、と言って、まさおは左手をよしこの頭に置くと、気をつけてね、と言って微笑んだ。
おおきな、あたたかい手。
うれしくて、せつなくて、
よしこは、なんだか泣きそうになる。
まさおは左手を、頭を撫でるふうにではなくて、そっと触るように頭に乗せた。
遠慮がちに。
健康的で、まだ垢抜けない、男子の、よい匂いがした。
違うクラスのまさおが、教室に入っていくのを、よしこは、ぼんやりと眺めた。
そのあと、まさおは、レイ、プ事件を起こしたらしくて、退学になった。
まさおは、不良とは程遠い、真面目そうな風貌である。
よしこが、想像しているよりも、
どうやら、まさおは、とっくにスケベで、垢抜けていたようである。
あんなに、てのひらが、よいにおいのする男子が、レイ、プなんてするんだなあ。
そのあと、
よしこが、ひとりで学校の近くのシーソーで遊んでいると、偶然に、まさおと再会した。
まさおが、先に、よしこの存在に気付き、しゃがんで、よしこの顔をのぞきこんだ。
だから、よしこも、まさおの存在に気付いた。
だけど、よしこは、顔をあげて視線を合わせる前から、彼だと気付いていた。
ふわりとした、よいにおいがしたからである。
しゃがんで、よしこの顔をのぞきこんだ彼の顔は、やっぱり人柄が良さそうな顔をしている。
彼の髪の毛は染めているわけではないのだろうけど、茶色が強い。
「あっ、レイ、プまんだ。
ひさしぶり」
「レイ、プまん言うな」
「違うの?」
「いや、そうだけど」
よしこはシーソーからおりて、
自分も、まさおの前に、しゃがみ、まさおの左手を、自分の太ももへと誘導した。
薄いスカートを通して体温が伝わる。
「なんで触らせるの?」
「触ってほしいから」
「なんで?」
「わたしね、
まだ処女なんだけど、
もしも、わたしのことレイ、プしたら、
責任もって、私と結婚してくれる?」
「あー。
うーん」
まさおは本気で悩み始めた。
そして「やめとくわ!」と言い出した。
レイ、プまんでも、
重たい話をされたら、どうやら、あっさりと性欲を引っ込めてしまうらしい。
「目をつぶって」
よしこが、そう言うと、まさおは素直に目を閉じた。
よしこはポケットからボンナイフをだすと、それをひらいて、ゆっくりと彼の左手に切りつけた。
そおっと。
もう少し引っ掛かると思っていたけど、皮膚は驚くほどあっけなく静かに切れた。
三センチほどの切り口に、すぐに薄く血が滲む。
「いたっ」
まさおは小さな声をあげ、目をあけて、よしこのことを軽く突き飛ばした。
突き飛ばされたよしこは尻餅をついた。
まさおは立ち上がり、
そして、よしこのことを見下ろしながら、
「ひどいな」と言いながら、去っていった。
レイ、プ経験者の彼に、
ひどいと言われると、なんだか説得力があり、自分はひどい人間に思えてきた。
そうか。
私はひどい人間なのか。
そう思いながら、
去っていくまさおの背中を眺める。
そのあと、よしこは、学校の裏に回ると、ボンナイフを焼却炉に捨てた。
そのあと、しんゆうの、いもこを誘って、一緒にシーソーに乗って遊んだ。
「さっき、まさおに会ったわ」
「へえ、まさお元気だった?」
「うん。
ひどいな、って言われた」
「ひどいことしたの?」
「さあ」
そのあと、いもことよしこが、並んで歩いていると、うしろから自転車にのった男がきて横で止まった。
すこし太った男で、地面に片足をつけて、にっこり笑う。
旧式の、止まるとギシギシ音がする自転車だった。
「ね、ちょっと来てごらん」
自転車のスタンドをたて、お兄さんは、いもこと、よしこを、庭の奥に先導した。
「ちょっとだからね、すぐだからね」
何度もそう言った。
すこしも悪びれず、にこにこして、むしろ大人が好印象をもつに違いない様子の男性である。
建物の奥の陰、アパートと塀との隙間に、いもこと、よしこを、招き入れると、男の人は、にこにこした顔のままで、
「ちょっとパンツをおろしてみて」
と言うのだった。
「大丈夫、なんにもしないからね」
素直なよしこと、素直ないもこは、言われるままに下着をおろし、スカートをもちあげて、見せてあげた。
「ちょっと、じっとしていてね」
男性はそう言い、かがみこむと、ほんの申し訳程度、舌の先で、そのちっぽけなぶぶんを一度づつなめて立ち上がって、
「ありがとう。もういいよ」
と言いながら、ほんの申し訳程度の、お小遣いをくれた。
たった今の出来事を誰にも言わないと約束させられ、男性は、去っていった。
去っていく自転車を眺めながら、
いもこが
「なんだ、人さらいではなかったのね」
と、つぶやいた。
よしこは、頷きながら、
「触りたいけど、誘拐したいほどではないんじゃない?
人さらいにも、好みがあるんだわ」
と言った。
よしこと、いもこは、もらったお小遣いで、タピオカを購入したあとに、ゲーセンに入った。
外は、もう、わりと暗い。
よしこが、いもこに「門限は何時?」と聞くと、いもこは、「そんなの、ないわ。よしこは?」と聞き返してきた。
「わたしも、ないわ。
人さらいが現れても、誰も、心配しないわ」
「人さらいって、どういう子供をつれていくのかな」
「ゲーセンに人さらい、いるかな」
「何時ごろが危険なのかな。
巨乳が好きなのかな」
「いや、むしろロリコンが多いんじゃないかな」
「自分に、さからわなさそうな女ってこと?」
「そうそう。
手をボンナイフで切りつけてくるような女のことは、人さらいだって、さらいたくないと思うわ」
「手をボンナイフ?なんの話?」
タピオカはちょうどよく、ぬるく、喉をゆっくり滑り落ちていく。
「人さらい、こないかな」
「イケメンだと、いいな」
「イケメンが、女を、さらう必要があるのかな」
「よいにおいのする人がいいな、頭を撫でられたら、泣きたくなるような優しい手」
「そんな人が、人を、さらうかしら」
「さらうし、犯、すわよ。
好みはあるんだろうけど」
よしこは、なんだか、せつなくなった。
よしこの、せつなさが、いもこにも伝染したのか、ふたりは、せつなさを共有しあった。
ふたりは、まだ処女なんだけど、もう、なんでも知っているような心持ちになった。

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