あ~イク恋愛生欲情の扉

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宝乃ありな の写メ日記PHOTO DIARY 宝乃ありなのプライベートを覗き見! 随時更新中!

2024年 4月 の写メ日記一覧
宝乃ありな

宝乃ありな(26歳)

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ゆがんで とける おじかん です

ゆがんで とける おじかん です

私は42歳になっている。
バイキンマンに似ている男性とデートをしている。
無口とかのレベルじゃない、無言である。
話をふってこないし、
話しかけてみても、
返事はするけど、
聞いてんだか、聞いてないんだか、わかんない反応である。
会話を続けようとする姿勢がない。
一回目のデートでここまで会話が続かないって、たぶん相性が悪いんだなと思いながら、
誘われたのに、なんで私が気を使わなきゃいけないのかという気持ちになり、
私も無言になってみる。
すると、
とたんに気まずそうな空気を出してくる。
うーわー、めんどくせー。
なんでもかんでも、女任せにしてんじゃねぇ。
心地いい無言というのは確かに、あるだろう。
だけど心地いい無言になるほどには、
彼との関係も、信頼関係も、まだ完成していないし、
それを心地よく思えるほどに、
まだ私は、彼に惚れていないし、スイッチが入っていない。
それは彼も同じだろう。
そして彼の思考回路は
なんの努力もしてないくせに、
デートした=エッチできるらしく、
無口なわりに、
下心は、しっかりと見せてくる。
コミュ障のくせに、
その感情を見せるときだけ、饒舌というか、おしゃべりになるのは、
コミュ障あるあるである。
しかもニタニタしながら無言で見つめてきて、まじ、きもい。
めっちゃ凝視してくる。
こっち、みんな。
目潰しするぞ。
口説きかたも下手くそ、
がっついている感情とか、
焦っている感情だけが全面に出ている。
なんてゆーか、
わかりやすく説明すると、
0から、いきなり100に飛ばそうとしている感じである。
それなら風、俗行けば、0から100に飛ばせるのにな。
なんだおまえ、ち、んぽに、脳みそついてんのか。
あれ、こんな人だったっけと気づくためにも、
デートは大切なのである。
特に一回目のデートは、大切なのである。
どんなにいい人に見えても、
ふたりきりでデートしてみないと、
わからないことは、たくさん、ある。
彼も私と一緒にいてもつまらないだろうな、早く帰りたいだろうな、と思ったけど、
意外にそんなことはないらしく、
「カラオケ行こう」
と言ってくる。
どうせマイク握りながら、どや顔で見つめられたり、肩を抱かれながら、無言で顔を凝視される展開まで推理出来た。
展開が読める。
だから、うんざりする。
だから私はポーカーフェイスで
「なんか、
車酔いしたのか、
具合悪いから帰りたいし、
おばばだから、カラオケだなんて、そんなハレンチなことできない」
と言った。
すると彼は、
どもりながら、
「つ、つつつ、つぎは、いつ会える?」
手帳を取り出しながら言った。
だから同じく、
どもり仲間の私も、
どもりながら、
「あっ、えっーと、まっ、ままま、まだ、わかんないから、
日程みて、
私から連絡す、す、するねっ」
と無難な返答をしてみた。
彼は後部座席に手を伸ばしながら、
「あ、そ、そそそ、そうだ。
気に入ってくれるか、わからないけど……」
と言う。
そしてギターを取り出し、
ギターをかき鳴らしながら、
自作の歌を歌い始めた。
「きみが、すきだyo yo
抱きたい、触れたい、僕のすべてで、君を感じさせたい yo yo」
みたいな内容である。
わたしは必死でポーカーフェイスを装いながら、
手拍子をしている。
わたしは必死で微笑みを作りながら、
手拍子をしている。
帰りたい。
帰りたい。
もう、わたしは、いっしょう、ひとりでいいですから、どうか、帰らせてください。
の いつかの夢シリーズ

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